セカンドキャリアの向こう側

50歳から第二のキャリア探索の旅に出ました。いまだ迷走中。ライブドアブログから引っ越してきました。

私をめぐる人々

美的オフィスから学んだこと

先日、現在お仕事を受注しているとある組織を訪問した。仕事は100%在宅でできる内容なのだが、月に数回はオフィスを訪ねることになっている。昼休みの時間帯に誰もいないオーナー自慢の"studio"をふらついていたら、インスピレーションが降りてきた。 この…

義母の死

義母が亡くなった。2020年11月25日。折しも三島由紀夫没後50年、サッカー界のレジェンド・マラドーナと同じ命日となった。2年程前から言葉が崩れてきて、何を言っているのかわからなくなった。だいぶ前から耳が遠かったので、夫はそれが原因だと思っていたよ…

過去記事再編集)2021卒就活生の夏withコロナ

一年前にはまさかこんなことになろうとは・・・。コロナウィルスのせいですっかりペースを狂わされた今年の就活生。就活だけではなく大学の授業自体もオンラインやオンデマンドとなり、生活そのものが変質してしまった。目の前でいきなり扉を閉められてしま…

老いた母親とのかかわり方について考えた

今年80歳になった母親。病気がちだった父とは違い、今まで大きな病気もせずに生きてきた。昨年末に父(彼女の夫)を病気で亡くしてからこの一年、生活の後始末や相続の手続きを続けてきた。愚痴や弱音の合間には、しっかり友達付き合い・ショッピング・エス…

瀬戸内国際芸術祭2019の旅1

10月の後半、高松と周辺の島々へと旅をした。4泊5日、国内旅行にしては長旅だ。しかも、今回は趣味繋がりでの旅であり、家族や職場の同僚とは一切関係のないメンバーとの旅。独身の頃のスキューバダイビングの旅以降20年以上、このような旅をしていなかった…

S字フック依存症または愛

昨年末父が亡くなり、実家を片付けることになった。母は弟と暮らすことになり、すでに引っ越しを済ませている。とはいえ実家の中に物を放置したままだというので、このところ片付けに通っている。両親ともに昔から片付けられない人間だったが、70歳を過ぎた…

父の最期

平成30年12月。やせ細ったミイラのように骨と乾いた皮膚だけの姿となり、父は81年の人生を終えた。喉頭がんの手術をしてから約4年後の冬だった。若い時から数多の入院・手術を繰り返した父だったが、人並みの時間を生ききることができたのは幸いだった。家庭…

父の容態悪化

長らくがんを患っていた父親が、ついに動けなくなってきた。一人でトイレにも行けなくなり、自宅で最期の時間を過ごす決意を巡回の医師に伝えた。喉頭がんで声帯を失ってから、のどの筋肉の振動を音に変える機械を使い会話してきたが、その音さえ不明瞭にな…

次男坊の受験終了

2月9日は最初の合格発表日だった。大学は2校、受けた学科のうち4つが発表となる。午後1時発表だったが、所用により私は外出先だった。長男の受験の経験があったので、そう簡単にいくものではないと覚悟を決めていた。この結果によっては後期試験の出願…

次男坊の大学受験

長男の受験からもう2年が経ち、今年は次男が大学受験を迎えた。先日のセンター試験は長男より正答率は低かったものの、本人としてはまずまずだったよう。元来勉強ができるほうでもなく、志望校も早々にランクダウンしていた。長男の受験を経験しているので、…

アルバイトの効果

大学2年になる長男は、某塾の講師のアルバイトをしている。この塾は普通の学習塾ではなく、科学教育が中心だ。時給がいいということで本人が探して決めたアルバイトだが、これが長男の人間的成長に非常に役立っていると思っている。長男は宅浪して現在の大学…

次男坊の受験

長男の受験のトラウマがようやく癒えた頃に、今度は次男坊の受験だ。次男は高校から私立。いわゆる付属校ではない。その高校では、大学は指定校推薦が多いのだが、次男は中途半端に独立心が強く、一般受験で受けると言う。しかもマニアックな獣医学科という…

30年前の記憶

短大を卒業して就職した頃のことを、わりとはっきり覚えている。新しい世界で出会った、様々なカルチャーショックや、男性という生き物のこと。そして大きな失恋のこと。好きだった洋服のブランド。次々と起こった身内の死。私の20代は、青春とは縁遠い、辛…

好奇心と向上心が中年期のポイントかもしれない

仕事に対して、好奇心・向上心を持ち続けるというのは、難しいことなのだろうか?小さなことが、昨日できなくて今日できるようになることが、私は何よりも嬉しい。それが出来たからといって、給与は1円さえ上がることはないけれど、できるようになるというこ…

父親のお見舞い

父親の入院が長引いている。若い頃から様々な病気やケガを繰り返し、手術や入院には慣れているはずの父親だが、最近はさすがにやせ衰え目に見えて弱ってきている。喉のガンで声帯を切り取ったため、声も失った。喉に小さな機械を当ててその振動で会話をする…

後輩の死

以前の会社の後輩が、突然亡くなった。一つ年下の女性。独身で、一人暮らしだった。自殺ではないことは確かだが、原因はよくわからないようだ。気になってネットで調べたが、突然死というのは少なくないことがわかった。 特別に親しいというほどでもなかった…

お見舞い

友人のお見舞いに出かけた。同じ年頃の女性。子宮筋腫が大きくなりすぎたので、子宮ごと摘出の手術を受けたのだ。筋腫の大きさは握りこぶしほどもあったという。五反田駅から少し歩いたところにその総合病院はある。日曜日の昼間の病院はひっそりと静かだっ…

行かないことになった大学

息子が15日に合格を受けてから、まだ数日しか経っていない。けれどその合格によって、息子の人生は大きく前進したことに間違いはない。日々を過ごす心にさえゆとりと自信と安堵が満ちている。 今回、前期の試験では合格が1つしかとれず、しかもその合格した…

730日の大学受験終了

ここしばらく曇天・雨天が続いていたが、久しぶりに朝日のまぶしい美しい一日の始まりだった。浪人長男の後期試験最後の発表が本日2件。すでに合格を出してもらっている大学の入学手続き締切が明日なので、泣いても笑っても今日で今後4年間の生活が決まる。…

受験真っ最中

長男が現在大学受験の真っ最中。この一年浪人して勉強を続けてきたけれど、殆ど成果が上がっていないようだ。試験を受けるたびに、出来なかった言い訳を聞かされる。自分が受験に大失敗した過去を持っている私は、悪夢が33年ぶりによみがえってきたような…

我が心の師匠みうらじゅんさん、58歳になる

2月1日はみうらじゅんさんの誕生日。もう58歳なんて・・・以前勤務していた会社で58歳といえば、もうすぐ定年だというおしるしに、お給料がガクッと下がる歳。おじいさんの一歩手前、くらいのイメージだ。 「みうらじゅん」が好きというと、多くの人は…

明日はセンター試験

いよいよ明日ー明後日とセンター試験だ。我が息子は、二度目のセンター試験に挑戦する。今まで長い間、宅浪していた息子。ゲームしたりベースを弾いたりしながらも、それでも遊びたい盛りの一年間をほぼ自宅で過ごしてきた。会社を辞めた私は、思いがけず長男…

老いていく親と自分

久しぶりに実家を訪ねた。実家といっても、実は以前私たち家族が住んでいた家に両親は住んでいる。様々な事情があって、そういうことになった。都心に出ていったらいつでもついでに寄れる場所だ。引っ越した当初は、もっと頻繁に立ち寄れるだろうと思ってい…

自分の感情に自覚的であるということ

キャリアカウンセリングの実技指導の中で、先日講師から念を押すように言われたことがある。「人は生きているうちに、自分の心に蓋をして生きるようになる。仕事ができると言われる人ほど、その傾向がある。けれど、人の心を相手に仕事をする以上は、自分自…

友達からの手作りプレゼント

退職後親しくさせていただいている方から、手編みのストールを頂戴しました。編み物業界もすごく進化していて、このような変わった形状の糸がたくさんあるのだそうです。シンプルな黒やグレーの服が多い私には、とってもありがたいプレゼントです。

人はみな自分の鏡

再就職支援セミナーも終盤を迎えつつある。今日もいつものように夜9時過ぎまで熱い時間を過ごしてきた。この仲間と定期的に会えるのも、あと数えるほどなのかと思うと、少し寂しい。メンバーの殆どが男性ということもあり、なんだかんだで大切にしていただけ…

薄れていく繋がり

昔の職場仲間に呼んでいただき、同窓会的な会合に参加してきた。勤め続けている方たちの話題は、当然だけど社内のいろんなこと。人の動きや好き嫌い、上の人や下の人の噂話、社屋の周りのお店のこと。そばで座ってお話を聞きながら、もう昔のようなリアリテ…

孤独ということは

たった一人でいることも孤独だが、誰かと共に過ごすことで際立つ孤独というものもあるように思う。 再就職支援セミナーの中で、自分自身について語る場があった。決して友達や仲間がいなかったわけではないのだが、本音の部分で語り合える相手がいなかったこ…