セカンドキャリアの向こう側

50歳から第二のキャリア探索の旅に出ました。いまだ迷走中。ライブドアブログから引っ越してきました。

瀬戸内国際芸術祭2019の旅1

10月の後半、高松と周辺の島々へと旅をした。4泊5日、国内旅行にしては長旅だ。しかも、今回は趣味繋がりでの旅であり、家族や職場の同僚とは一切関係のないメンバーとの旅。独身の頃のスキューバダイビングの旅以降20年以上、このような旅をしていなかったことに驚いている。結婚以来仕事と家族のことに追いまくられた日々だったから仕方ない。ようやく自分自身のために時間とお金を投下できる程度の余裕が出てきたということなのだろう。旅費と現地での実費で13万円程度使ってしまった。パート身分ではかなり大きな出費であったが、そんなことは気にならない程心から楽しめる素敵な旅となった。

1)趣味繋がりの人間関係
なんといっても、私にとってはこれが最高に嬉しいことだった。実は参加メンバーの殆どは初めまして、且つ年上のお姉さま方。けれど声を掛けて下さったお稽古の先生のキャラクターを反映して、皆さんアクティブ・ポジティブ・さっぱりといった方々で、一緒にいて非常に気持ちがいい。しかも大人なので初対面でも上手に気配りができる人たちばかり。先生は普段授業で接している時には真面目なのだが、旅では全力で楽しむパワーが凄い。長い間抑圧的に生きてきた私も、ここでは素直に自分を出せた気がする。一緒になって心から笑い楽しむことができた。しかも趣味繋がりだから、同じ感動を分かち合えるのだ。

2)大好きなアートを堪能
瀬戸内国際芸術祭は3年に1度。普段は芸術鑑賞といえば美術館なので、こうやって島をめぐりながら室内外のアートを楽しむというのは初めての体験だった。中にはこれ意味あるの?と思うような不思議を通り越して無意味を感じるようなものもあったのだが、島という特殊なロケーションを活かしたスケールの大きな作品も多く、また先生による作品の楽しみ方や注目ポイントの説明などもあり、より深く作品と繋がれたような気がする。

3)大好きな海・自然を満喫
昔から海は大好きだった。子供の頃の海水浴から始まり独身時代のスキューバダイビングまで、ずっとずっと海に繋がっていたのに、いつの頃からか日光アレルギーになり始め、ここ何年も海から遠ざかっていた。今回小さなボートに乗って風を切り進んでいく時のワクワクした感じを期せずして再び体験できたことが、私にとっては大きなポイントだった。海は人を健康にする。潮風を沢山吸い込んだので、不足していたミネラルを補給できたに違いない。誰もいない犬島のビーチ、豊島の棚田の向こうに広がる瀬戸内海、どこにいても海は私に優しいさざ波の音と太陽のきらめきを届けてくれた。そう、瀬戸内海は穏やかで、どこにいても島が見える。だから優しい印象なのだ。写真は犬島の港。黄砂注意報が出ていて少しくすんだ大気だったけど、印象派の絵みたいでしょ。

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4)高松での発見(おまけ)
高松で最も良かったのが栗林公園。スケールの大きな庭園で、東京周辺にはない大らかで明るい気が満ちていた。写真は公園内にある「掬月亭」。ミシュランガイドにも載っているそうだ。ここではとてもいい体験ができたので、後日まとめたい。
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話は全く変わるが「宮脇書店」の本店を発見した。実はこの書店うちの近所にもあるのだけれど、規模の割にセンスのいい品揃え。辺鄙な場所なのにつぶれないで頑張っている地元の店だと思い込んでいたが、実は全国チェーンの大手書店なのだった!ごめんなさい!

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